CLASSICA/Jonas Hansson


  1. CLASSICA
  2. OVERTURE
  3. HARPSY
  4. ALMOST POSSIBLE
  5. BABE
  6. NYSMYG
  7. THE TRAIN
  8. ERASE
  9. CARTOON
  10. STRESS
  11. HO-HO
  12. DJUNGLE
  13. SPIELBERGS
  14. ADVENTURE
  15. SPRING
  16. THE THRILLER
  17. FINALE
  18. OUTRO
    Bonus Tracks for Japanese Version
  19. Accoustix
  20. Electrix

ついに、Jonas HanssonCLASSICA がリリースされました! これは Jonas の インストアルバムで、 すべてが彼自身によってなされています。 内容は、ネオ・クラシカル色を強く打ち出し、彼らしくどことなく 北欧の民族音楽をも思わせる独特の節回しを もふんだんに取り入れた、 雄大かつ ドラマティック、そして叙情性 を多分に含んだ 作品に仕上っています。 先にネオ・クラシカル色を強く打ち出していると書きましたが、 これはいわゆる Yngwie 系列のクラシカル色とは 明らかに異なる タッチのものになっています。彼は’80年代初頭まだ Yngwie が Sweden で活動していた時にライブなどで度々共演しており、 Yngwie のプレイを一番間近で見ていたと思われますが、その一番近くにいた Jonas が独自のアプローチでクラシカルな要素を自分のプレイに取り入れて いった事は非常に興味深いと思います。むしろ Jonas のプレイなどは Yngwie というよりも Uli John Roth や Zeno Roth に近いものだと思いますし、 実際にこの CLASSICA も精神性としてそういったものがかいま見られます。

作品全体としては Hard Rock/Heavy Metal という枠では収まらない、 むしろ映画のサウンド・トラック を聴いているという印象が強く、聴き手の イマジネーションを刺激してくれる作品です。
もしかするとこの作品は以前に Jonas が語っていた Rock Opera の 曲作りが元になっているのかも知れません。実際そういったドラマ性が 十分に感じられます。このことは Jonas に確認してみたいと思います。

全18曲(日本盤は20曲)収録されていますが、 各曲は非常にコンパクトになっていて、 トータルタイムも50分弱です。

CLASSICA が wwww で発売された当初は Jonas の HP からしか 購入する事ができませんでしたが、99年6月 Jonas Hansson Band の The Rocks と共にマーキー・ジャパンからリリースの運びとなりました。 以前に彼がアメリカへ渡って間もなく製作した未だリリースされずにいる インストルメンタル作品 "Stratovarius " の二の舞いになるのではないか!?という 不安が頭をよぎりましたが、幸いにも日本盤がリリースされたことは 何物にもかえがたい喜びであります。日本盤にはその Stratovarius からの 2曲 "Accoustix"、"Electrix" がボーナストラックとして収録されています。 また、Jonas Hansson Band の The Rocks にはまさに幻の名曲 Stratovarius が収録されています。