Discography Of Silver Mountain




ここでは、Silver Mountain名義でリリースされた作品を紹介します。 ここには日本未発表のものも含まれています。


1st Album : Shakin' Brains(1984)

Member
Jonas HanssonGuitar,Vocal
Jens JohanssonKeyboards
Per StadinBass
Anders JohanssonDrums
List
1.1789
2.Aftermath
3.Always
4.Necrosexual Killer
5.Destruction Song
6.Vikings
7.Looking For You
8.Spring Maiden
9.King Of The Sea
10.Keep On Keepin'On

'84年に発表された、彼等の記念すべき1stアルバム。音質やアレンジが粗かった り、JonasのVoが何とも危なっかしかったり、Andersのドラミングが今に比べる と不安定な感じは否めないが、北欧メタルらしい"臭さ"と、クラシカルな調べや アレンジがあちこちに散りばめられている。このアルバムを北欧メタルの 名盤にあげる人も少なくない。インストゥルメンタルパートに 漂うスリリングな緊張感がなんともいえず、1789、Aftermath、Alwaysm、 Vikings、King of the sea、Keep on keepin' on当りは、今聞き返しても 名曲。特にAlwaysとVikingsのJensのKeyソロは鳥肌モノっ!!! JonasのAlwaysのデンディングソロは何処となく演歌チック。 うーんっ、このアルバムは21世紀バージョンでリレコーディング してくれないかな?


2nd Album : UNIVERSE(1985)

Member
Jonas HanssonGuitar,Vocal
Per StadinBass
Christer MentzerLead Vocal
Marten HedenerDrums
Eric Bjorn NelsenGuest Keyboards
List
1.Shakin' Brains
2.Universe
3.Call Of The Lords
4.Handled Roughly
5.Why
6.Help Me
7.Walking In The Shadow
8.Too Late
9.Niagara

1st発表後の自費のヨーロッパツアーの後、JensとAndersのJohansson兄弟が 抜けたあとに、専任VoにMentzer GroupのChrister Mentzer、ゲストKeyに 3rdで正式メンバーとなるEric Bjorn Nelsenを迎えて製作された2nd。 確かにインストゥルメンタルパートの一つの売りだった、Keyの割合こそ 減じられたが、楽曲のクオリティ、演奏の安定度は格段にアップ。 僕はこのアルバムこそ彼等の最高傑作と信じて疑わない。Keyが減じた分を Jonasのリリカルでクラシカルなメロディを満載した美しいGのメロディが北欧度 を充分過ぎる程にアピール。Shakin' Brains、Call Of The Lords、Why、 Too Lateなどは、バロック音楽の気品を感じさせるし、Universeはどことなく Zenoの音楽に通ずる神聖な響きが感じられ、Help Meでは、1stに比べて控え目で はあるが、KeyとGのコントラストがたまらない。Handled RoughlyではJonasの GがまさにJonas節どてもいうべき独特の泣きを醸し出している。 うーんっ、この作品もっと評価されてしかるべきだと思うんですが .....


Live Album : HIBIYA - Live In Japan '85(1986)

Member
Jonas HanssonGuitar,Vocal
Per StadinBass
Christer MentzerLead Vocal
Marten HedenerDrums
Mats OlaussonGuest Keyboards
List
1.Shakin' Brains
2.Universe
3.Always
4.Why
5.Handled Roughly
6.Meaningless
7.Walking In The Shadow

Yngwieを覗けば、北欧のバンドとして初めて日本でライブを行ったのがSilver Mountain。今となっては完全に伝説となったその日比谷でのライブを収録した アルバム。LP盤ではJonasのVoとGに修正が加えられていたが(LP盤ではおそらく Handled RoughlyとWalking In The Shadowだけがほとんど手が入っていないと 思います)、CO盤では正にライブそのもの、Shakin' Brainsの途中でJonasの Gの弦が切れてしばらくGの音が聞こえないのもそのまま収録されている。 演奏はこのライブが彼等にとって '85年の"初"ライブだった事など、ライブなれしていない部分がモロにでて しまっている。しかしながらJonasのGによるカウンターパート等は非常に美しい。 僕はこのアルバムに収録 されている、Always〜Whyへの流れこそ、(北欧)様式美の究極形と信じて疑わな い、本当に美しすぎる流れである。また、日本公演の3週間前に書いたという Meaninglessは歌詞が彼等の活動の苦悩を表しているかのようで、歌詞を読む 度に胸が張り裂けそうになる。でも、LP盤はともかく、CD盤はやっぱりマニア向 けか?


3rd Album : ROSES & CHAMPAGNE(1989)

Member
Jonas HanssonGuitar,Vocal
Per StadinBass
Johan DahlstromLead Vocal
Kjell GstavssonDrums
Eric Bjorn NelsenKeyboards
List
1.Romeo & Juliet
2.Light The Light
3.Where Are You
4.Farest Of Cries
5.Coming Home
6.Paris
7.Paradise Smile
8.Not You Baby
9.Down Town Junkie

しばらくの沈黙をやぶって'88年後半(日本盤は'89年初頭リリース)に発表された 3rdアルバム。このアルバムではその後の北欧メタルの一つの流れとなるポップ なメロディとクラシカルなメロディが同居したサウンドのプロトタイプとでも いうべきスタイルを提示している。さらに、新加入のJohanのマイルドな声質も 手伝って、全体的に甘く切ない、センチメンタリズムに彩どられた仕上がりになっ ている。が、Romeo & Juliet、Coming Homeは北欧様式美ファンが歓喜の涙に 咽ぶことうけあいの出来、まさに不朽である。他にはLight the lightのGソロで はJonas節が爆裂、後半の3曲はポップではあるが、やはりヨーローパらしい 物悲しげな美しいメロディが静かに舞っている。Parisはシャッフルビートに乗 せて、フレンチポップスを思わせるメロディ、アレンジになっており新鮮な 感じがする。Silver Mountainの中でもっとも装飾的なアレンジの施された 作品である。


4th Album : Breakin' Chains(2001)

Member
Jonas HanssonGuitar,Vocal
Per StadinBass
Anders JohanssonDrums
Jens JohanssonKeyboards
List
1.Prophet of doom
2.Before the storm
3.Felo de se
4.Man of no present existence
5.Scarlet pinpernal
6.Maniac
7.Axeman and the virgin
8.Breakin' chains
9.Rider of the night
10.A.s.w.a.s.t
11.The butterfly
12.Dance around the fire
13.Millattack
14.Resurrection (Bonus Track)
Video ClipProphet of doom

解散から12年の時を超えて復活した、再結成Silver Mountain。ほとんどの 曲が'80年代前半に書かれたもので、これまでオフィシャルな形としてリリース されていなかった代表曲をレコーディングしたもの。で、メンバーは1stの ラインナップっ!サウンドは'80年代初期の作品が永久凍土の中に 保存されていたのかっ、というほど、1stのサウンドと酷似している。 Prophet of doomやManiac等はいま聴いても恰好良い。雰囲気は1stに近いが やはり各メンバーの技量が昔に比べて安定しているの安心してサウンドに身を まかせる事ができる。JoansのVoについては好き嫌いが分かれるかもしれないが ...けれども、本当に1stのメンバーでの再結成が実現するとは ...


Single : Man Of No Present Existence/Axeman and the Virgin(1979)
Member
Jonas HanssonGuitar,Vocal
Morgan Alm Guitar
Ingemar StinqistBass
Marten HedenerDrums
'79年に自費製作で1000枚だけ製作されたSilver Mountianとしての初の 作品。音楽性は、New Wave of Brithish Heavy Metalに近い勢いを 感じさせるが、JonasのGには時折今の彼のスタイルをかいま見ることが できる。なお、この2曲はBootleg CD Anthologyシリーズに収録されている。


She needs/Included in compilation album "Skansk Rock 1"(1982)
Member
Jonas HanssonGuitar,Vocal
Jens JohanssonKeyboards
Per StadinBass
Anders JohanssonDrums

Thanks to Chikako Urakabe for JPEG file !
1stアルバムのメンバーが固まって初めてオフィシャルな形でのリリースとなっ たのがこのアルバムに収録されている、She needs。このコンピレーション アルバムはSwedenとデンマークのグループの作品を収録して計3枚出ているが、 その中の1に収録されている。先のシングルと比べて音楽性は1stの雰囲気を 醸し出している。JoansとJensのソロはそれぞれクラシカルな雰囲気に包まれて いる。この曲はAnthologyシリーズの他に、Swedish Metal Explosionという Bootleg CDにも収録されている。


Paradise Smile (Silver Mountain)
Stratovarius (Jonas Hansson)
/Included in compilation album "Rock of Sweden Volume 1"(1989)
Member
Jonas HanssonGuitar
Johan DahlstromVocal
Eric Bjorn NelsenKeyboards
Per StadinBass
Kjell GustavssonDrums
'89年に、Jonasがプロデュースを手掛けておそらくMalmo当りの地元のバンドの 作品を集めてリリースしてコンピレーションアルバム。この中にはSilver Mountainの3rdからParadise Smileが収録されている。またこのアルバムには Jonas Hanssonoのインストゥルメンタル曲Stratovarius(Finnlandのバンドでは ありません)が収録されているが、後のCLASSICAに通ずるJonasらしい、クラシカ ルでセンチメンタリズムに満ちたドラマティックな曲!!!まさにJonasの美的 世界を凝縮したとでもいうかのような素晴らしい出来である。 Silver Mountainとは関係ないが、このアルバムにはTrazyというグループの See the lightという曲が含まれているが、これがまた、北欧メタルの歴史の 中に眠る名曲中の名曲っ!!!Fortuneの1stアルバムあたりの音楽性に非常に近い 美しく感動的な一曲である。なお、Trazyは後にバンド名をLove Childへ変更し 日本でもアルファレコードから作品をリリースしている。


Keep On Keepin' On/Included in compilation album "Swedish Hard Rock and Heavy Metal 1970 -1996" (1996)
Member
Jonas HanssonGuitar,Vocal
Jens JohanssonKeyboards
Per StadinBass
Anders JohanssonDrums
このアルバムは元Over Drive のJanne Starkがまとめた、日本では北欧メタル 大辞典と呼ばれているThe Encyclopedia Of Swedish Hard Rock And Heavy Metal 1970-1996 に連動する形でリリースされた、北欧メタルの歴史をまとめた 3枚組のコンピレーションアルバム。この中にSilver MountainのKeep On Keepin' Onが収録されている。