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Jonas Hansson? Silver Mountain? この言葉にピンと来ない人も 多いと思います。むしろ知らない人の数の方が圧倒的に多いことでしょう。 名前に聞き覚えがあってもこのバンドを Jens と Anders の Johansson 兄弟が Yngwie Malmsteen に引き抜かれてしまったバンドとしての印象の方が 強いかも知れません。
しかしこの Silver Mountain とその中心人物 Jonas Hansson は僕が様式美 Heavy Metal/Hard Rock の美しさに惹かれるきっかけとなったバンドであり 解散してしまった今でも 僕にとっては欠かすことの出来ない、最も愛聴しているバンドです。
Silver Mountain は初期北欧メタルを代表するバンドとして紹介されることが 多いのですが、その評価は決して高いとはいえません。 当時のレコードレビューを見ても、1st アルバム Shakin' Brains を除くと評論家の方からはあまり良い評価をもらっていません。しかし、 いかにも"北欧"らしい叙情的で哀愁に満ち、強烈な泣きを発散するメロディ、 Jonas Hansson の繊細でテクニカル、クラシカル、"ヨナス節"とも言うべき 泣きを発しなによりも歌えるメロディを奏でるギター、そしてキーボードを 効果的に使い、ギターとのコントラストが絶妙なその北欧様式美 Hard Rock は 確かに詰めの甘さはあったと思いますが、それでも Yngwie Malmsteen、Europe らと並び称されても決しておかしくなかったと僕は思っています。

僕はこのバンドに対する評価が過小評価であると常々思ってきました。そこで Silver Mountain/Joans Hansson への再評価の期待も込めて、ここで 彼らについて、彼らについての僕の想いを書かせてもらおうと思います。